FP2級は一問一答で正解できても安心できない|四択問題で二択まで残ったときの考え方

FP

FP2級の問題演習では、基礎知識を確認する一問一答と、本番を意識した四択問題の両方に取り組みました。

私は一問一答を、主に電車の中で使っていました。
スマートフォンで短時間に解けるため、通勤中の基礎固めに向いていたからです。

一問ごとに正誤を判断し、間違えた知識を確認する。この繰り返しによって、少しずつFPの基本的な知識が頭に入っていきました。

ところが、基礎が固まったと感じて四択問題へ進むと、一問一答とは違う難しさがありました。
一つの知識を知っているだけでは、正解できないことがあるのです。

一問一答と四択問題では、求められる力が違う

一問一答では、目の前の文章が正しいか、誤っているかを判断します。
問われている論点が一つなので、知識を覚えていれば比較的答えやすい形式です。

一方、四択問題では、四つの文章を読み比べなければなりません。
それぞれの選択肢が別の制度を扱っていたり、原則と例外が混ざっていたりします。

一つの選択肢について正誤を判断できても、ほかの選択肢を確認すると自信がなくなることもありました。

一問一答で正解できるようになったからといって、すぐに本試験形式でも解けるとは限りません。
知識を覚える段階から、複数の知識を比較して判断する段階へ進む必要がありました。

最初に「正しいもの」か「誤っているもの」かを確認する

四択問題で最初に確認しなければならないのが、問題文です。
問われる形式には、大きく分けて次の二つがあります。

正しいもの、または適切なものを選ぶ問題
誤っているもの、または不適切なものを選ぶ問題

内容としては分かっていても、この指定を見落とせば正解できません。
正しい選択肢を見つけて安心したものの、問題文を見ると「誤っているものを選べ」と書かれていた。

そのようなミスをすれば、知識とは関係のないところで点を失います。

特に問題演習を急いでいると、四つの選択肢へ意識が向き、問題文の最後を雑に読んでしまうことがあります。

そこで私は、選択肢を読む前に、
何を選ぶ問題なのか
を必ず確認するようにしました。

簡単なことですが、見過ごすと痛い目を見る部分です。

いきなり正解の選択肢を見つけられると速い

四択問題で一番ありがたいのは、最初に読んだ選択肢が明確な正解だった場合です。
正しいものを選ぶ問題で、その選択肢が確実に正しいと判断できれば、すぐに答えられます。

誤っているものを選ぶ問題でも、明らかな誤りを早い段階で発見できれば、それほど時間はかかりません。

もちろん、本番では念のため残りの選択肢も軽く確認します。
それでも、自信を持って答えを決められる選択肢が早く見つかれば、解答時間をかなり短縮できます。

問題演習を重ねると、頻出する誤り方にも少しずつ気づくようになりました。

数字が入れ替わっている。
対象者の条件が違う。
似た制度の説明が混ざっている。
原則と例外が逆になっている。

こうした誤りを早く見つけられるようになると、四択問題も解きやすくなります。

厄介なのは、消去法で二択まで残ったとき

一方、最も時間がかかるのは、消去法で解かなければならない問題です。
四つのうち二つは、比較的簡単に消せる。

しかし、残った二つのどちらが正解なのか分からない。
FP2級では、このような問題に何度も遭遇しました。

二択まで絞れるということは、まったく知識がないわけではありません。
それでも最後の違いを判断できないのは、細かな条件や例外が曖昧だからです。

出題者側も、受験者が迷いやすい部分を使ってきます。
一見すると、どちらの選択肢も正しいように見える。

しかし、片方には対象者や期間、金額、適用条件などに小さな誤りがある。
その違いを見つけるために、文章を何度も読み直すことになります。

慎重になるほど時間もかかります。
私が受験したCBT試験でも、最後の二択で迷う問題がありました。

知識が完全に抜けている問題より、二つとも正しそうに見える問題の方が、かえって判断に時間を使った記憶があります。

正解した問題にも、三つの種類がある

問題演習をしていると、正解か不正解かだけを見てしまいがちです。
しかし、同じ正解でも中身は違います。

私の中では、正解した問題を次のように分けていました。

  1. 根拠を持って正解した
  2. 消去法で正解したが、一部に不安があった
  3. よく分からないまま選び、たまたま正解した

一番問題なのは、三つ目です。

正解した瞬間はうれしいのですが、実力で答えられたわけではありません。

四分の一、あるいは二分の一の確率で当たっただけなら、次に同じ論点が出たときも正解できるとは限りません。

その意味では、たまたま正解した問題は、実質的には不正解と同じです。
むしろ、正解の表示を見て安心してしまう分、本当の不正解より危険かもしれません。

たまたま正解した問題こそ復習する

問題集では、不正解だった問題に印をつける人が多いと思います。

私も間違えた問題は復習していました。
ただし、それだけでは足りません。

二択で迷った問題や、よく分からないまま正解した問題にも印をつける必要があります。

確認したいのは、正解の選択肢だけではありません。

  • なぜ正解なのか
  • 残りの選択肢はどこが誤っているのか
  • どの条件が変われば正しい文章になるのか
  • 自分はどの知識を曖昧に覚えていたのか

ここまで確認して初めて、次回は理解して正解できる状態に近づきます。
問題集の正答率が上がっても、偶然の正解が多ければ、実力がついたとは言えません。

自戒を込めて、正解数だけではなく、正解に至った過程を見ることが大切だと感じています。

正解したかより、次も正解できるか

FP2級の問題演習では、正解数が増えるとうれしくなります。

勉強の成果が数字で見えるため、やる気にもつながります。
しかし、本当に確認すべきなのは、その問題に正解したかどうかだけではありません。

同じ論点が別の聞かれ方をしても、再び正解できるか。

ほかの選択肢が入れ替わっても、根拠を持って判断できるか。
そこまでできて初めて、知識が身についたと言えるのだと思います。

四択問題で二択まで残ることは、悪いことではありません。
自分の知識が、どこまで固まり、どこから曖昧なのかを教えてくれます。

そして、たまたま正解した問題こそ、その曖昧さを埋めるための大切な復習材料になります。

正解したから終わりにしない。
なぜ正解できたのかまで確認する。

これはFP2級に合格した今でも、忘れないようにしたい自戒です。

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