FP2級と簿記2級の次に宅建を選んだ理由|正解だったかは、まだ分からない

宅建

FP2級と日商簿記2級に合格したあと、私は次の資格として宅建を選びました。

こう書くと、
「FPと簿記を取得したうえで、自分の将来を慎重に分析し、宅建が最適だと判断した」
ように見えるかもしれません。

しかし、実際はそこまで計画的ではありません。
正直に言うと、宅建の試験内容を細かく確認する前に、受験することを決めていました。

宅建で何を学ぶのか。
どの程度の勉強時間が必要なのか。
自分が取得したあと、具体的に何へ活かせるのか。

こうしたことを十分に整理したうえで選んだわけではありません。

そのため、
「FP2級と簿記2級の次に宅建を選んだのは、本当に妥当だったのだろうか」
という疑問は、学習を始めた今でも残っています。

それでも、まったく理由がなかったわけではありません。

私が宅建を選んだ背景には、FPとの相乗効果、法律への関心、受験時期、そして将来の副業への期待がありました。

FPの不動産分野を、もう少し深く学びたかった

宅建を選んだ理由の一つは、FPとの相性です。

FPでは、金融資産、保険、税金、社会保険、年金、不動産、相続など、個人の生活とお金に関わる分野を幅広く学びます。

その中でも、不動産と相続は密接につながっています。

住宅の購入。
不動産の売却。
土地や建物にかかる税金。
不動産を相続した場合の評価。
住宅ローンや不動産投資。

FPの学習を通じて、不動産は個人の資産形成や相続を考えるうえで、かなり大きな存在だと感じました。

一方で、FPの不動産分野は、基本的には生活設計や資産面から不動産を見る内容です。

税金はいくらかかるのか。
住宅ローンをどのように考えるのか。
不動産を売却したとき、どのような課税があるのか。
相続財産として不動産をどう評価するのか。

こうした知識は生活に直結しますが、不動産取引や権利関係を法律面から深く扱う資格ではありません。

そこで、宅建を学べば、FPで身につけた不動産知識を別の角度から補強できるのではないかと考えました。

FP不動産はお金の視点、宅建は法律の視点

かなり大まかな表現ですが、私の中では次のようなイメージを持っています。

FPは、不動産を主にお金や生活設計の視点から見る。
宅建は、同じ不動産を契約や法律の視点から見る。

もちろん、実際にはそれほど単純に分けられるものではありません。

FPでも民法や不動産取引に触れますし、宅建でも税金や価格に関する内容を学びます。
それでも、学習の中心には違いがあります。

宅建では、民法を中心とした権利関係のほか、宅建業法、法令上の制限、不動産に関する税金などを学びます。

誰が土地や建物の権利を持っているのか。
契約が成立するのはどのような場合か。
契約を取り消したり解除したりできるのか。
不動産業者には、どのような説明や手続きが求められるのか。
土地に、どのような建物を建てられるのか。

FPでは広く触れていた不動産について、宅建では取引や権利の面から、さらに細かく学ぶことになります。

FPと宅建を組み合わせれば、
「その不動産を持つと、お金の面でどうなるのか」
だけでなく、
「その不動産に、どのような権利や契約が関係しているのか」
まで考えられるようになるのではないか。

そうした期待がありました。

YouTubeでも「FPと宅建は相性がよい」と言われていた

資格について調べていると、YouTubeなどで、
「FPと宅建は相性がよい」
「ダブルライセンスとして組み合わせやすい」
という話をよく目にしました。

FPと宅建には、不動産や相続、税金など、重なる部分があります。

そのため、FPを学んだあとに宅建へ進めば、まったく知らない状態から始めるよりも有利だという説明です。

実際に宅建を始めてみると、確かにFPで見たことのある用語は出てきます。
不動産取得税や固定資産税、譲渡所得、相続などは、FPでも扱いました。
その意味では、FPの知識が無駄になることはありません。

ただし、宅建の権利関係や宅建業法は、FPとはかなり性格が異なります。

FPを持っているからといって、宅建が簡単になるわけではありません。

私自身、学習前は、
「計算問題が少ないなら、簿記よりも楽なのではないか」
と考えていました。

ところが実際に始めると、法律特有の文章や、原則と例外の多さに戸惑いました。
このあたりは、別の記事でも書いています。

資格同士に重なる部分はある。
しかし、一方を持っていれば、もう一方を簡単に取得できるほど甘くはない。

これが、現在の率直な印象です。

行政書士も少し考えた

宅建以外には、行政書士も候補として考えました。

今後、FPや簿記だけでなく、法律分野の知識も身につけたいと思っていたからです。
行政書士では、憲法、民法、行政法、商法・会社法などを学びます。

法律を体系的に学べる資格として、興味はありました。
また、将来的な副業や独立を考えた場合、行政書士には独占業務があります。

資格取得後の可能性という意味でも、魅力を感じました。
ただ、私が次の資格を本格的に考え始めたのは7月です。

行政書士試験に向けて、法律をほぼ初めて学ぶ状態から準備を始めるには、さすがに遅いと考えました。

もちろん、7月から始めて合格する人もいると思います。

しかし、仕事を続けながら、FPやAFP認定研修の学習も進めることを考えると、私にとっては現実的ではありませんでした。

それなら、まず宅建で民法や法律文章に触れ、その後、来年以降に行政書士へ進む方がよいのではないか。

そう考えました。

宅建を最終目的にするのではなく、法律学習への入口として捉えた面もあります。

まず宅建で法律に慣れてから、行政書士へ進む

宅建と行政書士では、試験範囲も難易度も異なります。

宅建に合格したからといって、そのまま行政書士にも合格できるわけではありません。
ただ、宅建を学べば、少なくとも民法の基本用語には触れられます。

意思表示。
代理。
時効。
債務不履行。
契約の解除。
物権変動。
抵当権。

最初は聞き慣れない言葉ばかりですが、宅建の問題を解いていると、少しずつ法律の考え方に慣れていきます。

法律の文章を読むこと自体に慣れていない私にとって、いきなり行政書士へ挑むよりも、宅建を一つの足場にすることには意味があると思いました。

実際に行政書士を受験するかどうかは、まだ決め切っていません。

まずは目の前の宅建試験へ向けて勉強し、その過程で、
「自分は法律の勉強を続けたいのか」
を確かめたいと思っています。

宅建と同時にAFP認定研修も受講している

現在、宅建の勉強と並行して、AFP認定研修も受講しています。

FP2級に合格したあと、私はCFP資格審査試験を経由して、最終的にはFP1級を目指したいと考えるようになりました。

その準備として、AFP認定に必要な研修を進めています。
AFP認定研修では、FP試験のように問題へ正解するだけでなく、顧客の状況を想定した提案書を作成します。

宅建では、契約や不動産取引、権利関係を学ぶ。
AFP認定研修では、相談者の家計や将来設計を考える。

両者を同時に学ぶことで、不動産を法律と生活設計の両方から考える練習になるかもしれません。

ただし、現時点ではまだ学習途中です。
宅建とFPを組み合わせることで、具体的に何ができるのか。

実際にどの程度の相乗効果があるのか。
これについては、まだ答えを持っていません。

だからこそ、まずは自分で学び、試してみたいと思っています。

不動産業界への転職が目的ではない

私は現在、製造業で技術職として働いています。
宅建を取得したあと、すぐに不動産会社へ転職しようと考えているわけではありません。

宅建士として、不動産会社で独占業務を担当することが現在の目的でもありません。
それでも、不動産は一般の会社員にとって無関係な分野ではありません。

住宅を購入するかもしれない。
賃貸借契約を結ぶこともある。

家族から土地や建物を相続する可能性もある。
将来、不動産投資を検討することもあるかもしれません。

生活の中で大きなお金が動く場面には、不動産が関係することが多くあります。
そのとき、営業担当者や専門家の説明をすべて鵜呑みにするのではなく、最低限の仕組みを理解したうえで判断したい。

宅建を学ぶ意味は、資格を仕事へ直結させることだけではないと思っています。

将来の副業につながる切り口を探したい

宅建とFPを学ぶ理由には、将来的な副業への期待もあります。

ただし、
「宅建とFPを取れば、すぐに副業で稼げる」
とは考えていません。

資格を持っているだけでは、仕事は生まれません。
実務経験も必要ですし、情報発信、営業、相談対応など、資格知識とは別の能力も求められます。

それでも、FPと宅建の知識を組み合わせれば、

  • 住宅購入を検討している人向けの情報発信
  • 不動産と家計を組み合わせた解説
  • 相続や資産形成の基礎知識
  • 資格学習の体験発信
  • 技術職や会社員向けの学び直し支援

など、何らかの切り口が見つかる可能性はあります。
現在運営しているこのブログも、その可能性を探るための一つの実験です。

資格を取得して終わるのではなく、学んだ過程や、実際に生活や仕事でどう役立ったかを発信していきたいと思っています。

宅建を選んだことが正解だったかは、試験後に分かる

私が宅建を選んだ理由をまとめると、次のようになります。
FPの不動産・相続分野との相乗効果を期待した。

同じ不動産を、今度は法律や取引の視点から学びたかった。
将来、行政書士へ進む前の法律学習の入口にしたかった。

FPやAFP認定と組み合わせて、副業の可能性を探りたかった。
ただ、これらは今の段階では、あくまで期待です。

宅建を選んだことが本当に正解だったのかは、まだ分かりません。
試験に合格できるかどうかも分かりませんし、取得した知識を実際に活かせるかどうかも、これからです。

それでも、内容を十分に確認しないまま受験を決めたからこそ、学びながら見えてきたこともあります。

宅建が自分の将来にどうつながるのか。
FPとの相乗効果は本当にあるのか。
行政書士へ進む足場になるのか。

これらについては、学習を続けながら、このブログで記録していきたいと思います。

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