7月から宅建試験に間に合わせるための学習計画

宅建

宅建試験へ向けた学習を始めたのは7月でした。
ただ試験は10月です。

数か月の学習期間はありますが、仕事をしながら勉強することを考えると、時間が豊富にあるとはいえません。

宅建では、最終的に多くの問題を解く必要があります。
知識を覚えただけでは、本試験の四肢択一問題で正解を選べるとは限りません。

似たような選択肢を見分け、原則と例外を整理し、限られた時間で判断するには、問題演習を積むことが重要です。

ただし、宅建の基礎知識がまったくない状態で、いきなり過去問を解いても、私には効率がよいとは思えませんでした。

問題文に出てくる言葉の意味が分からなければ、正解を選ぶ以前の段階で止まってしまうからです。

そこで私は、

動画で試験範囲の全体像をつかむ
→紙のテキストで知識を確認する
→問題演習を繰り返す

という順番で勉強することにしました。

いきなり問題演習だけでは進みにくかった

資格試験では、問題演習が大切だとよくいわれます。
私もその考えには賛成です。

簿記2級でも、講義やテキストを読むだけでは力がつかず、最終的には多くの問題を解く必要がありました。

宅建も同じだと思います。
しかし、宅建では法律に関する言葉が数多く登場します。

意思表示。
代理。
時効。
債務不履行。
契約解除。
物権変動。
抵当権。

初めて問題を見たときには、選択肢が正しいかどうか以前に、
「そもそも、これは何について聞かれているのだろう」
と考え込むことがありました。

問題演習は、ある程度の基礎知識があって初めて効果を発揮します。

何も知らない状態で解説を読んでも、知らない言葉を別の知らない言葉で説明されているように感じることがあります。

まずは宅建で何を学ぶのか、その全体像を把握する必要がありました。

テキストを最初から読むだけでは、時間がかかった

基礎知識を身につけるなら、まずテキストを読めばよい。
最初は私もそう考えました。

ところが、宅建のテキストには、法律特有の表現が多く出てきます。
一文が長く、途中に条件や例外が入ることもあります。

文章を一度読んだだけでは、登場人物の関係や、誰がどのような権利を持っているのかが頭に入りません。

私は普段、技術文書や特許文書を読むことがあります。
それでも、法律の文章には独特の読みにくさを感じました。
もちろん、繰り返し読めば少しずつ理解できます。

ただ、7月から10月までという限られた期間を考えると、テキストだけで最初からすべてを理解しようとする方法は、私には時間効率がよくありませんでした。

一つの項目を完全に理解してから次へ進もうとすると、なかなか学習範囲が広がりません。
そこで、最初から細部まで理解することをいったん諦めました。

最初の目的は「完全理解」ではなく「全体像」

宅建の勉強を始めた段階では、細かな数字や例外まで覚える必要はないと考えています。

まず知りたかったのは、

  • 宅建ではどのような分野を学ぶのか
  • それぞれの分野は何を目的としているのか
  • どのような登場人物が出てくるのか
  • 問題では何を判断させようとしているのか

という全体像です。

たとえば権利関係では、人と人との契約や、土地・建物に関する権利を扱います。
宅建業法では、不動産業者が守るべき手続きや、取引相手を保護するためのルールを学びます。

法令上の制限では、土地や建物をどのように利用できるかを確認します。
税・その他では、不動産に関係する税金や価格について学びます。

最初の一周で必要なのは、

宅建試験という地図には、どのような地域があるのか

を知ることです。

細かな道順まで覚えるのは、その後でよいと思いました。

全体像をつかむためにSTUDYingの動画を使っている

私は現在、宅建の学習にSTUDYingの動画講義を取り入れています。
ここで、STUDYingを使えば誰でも簡単に合格できると言いたいわけではありません。

動画を見るだけで、宅建の問題を解けるようになるとも考えていません。
私が動画講義に求めているのは、出題範囲の全体像を短時間で把握することです。

動画では、講師の説明を聞きながら、
「この制度は何のためにあるのか」
「誰と誰の関係を扱っているのか」
「この章では、最終的に何を判断できればよいのか」
をつかめます。

文章だけを読んだときには頭に入りにくかった内容でも、口頭で説明を聞くと理解しやすくなることがあります。

図や具体例が示されれば、法律上の登場人物の関係も見えやすくなります。
私にとって動画は、知識を完璧に覚えるための教材ではありません。

紙のテキストを読む前に、頭の中へ大まかな地図を作るための教材です。

動画を完璧に理解しようとしない

動画講義を見ていると、
「一回ですべて理解しなければならない」
と思ってしまうことがあります。

分からない部分で何度も停止し、巻き戻し、細かな数字まで覚えようとすると、学習がなかなか前へ進みません。

しかし、最初の段階で必要なのは完全な理解ではありません。

私は、

この分野では、このようなことを学ぶのか

と分かれば、まずは十分だと考えています。

分からない箇所が残っていても、いったん次へ進みます。
宅建の学習では、後の分野まで進んでから、以前分からなかった内容が理解できることもあります。

問題を解くことで、
「動画で説明していたのは、このことだったのか」
と後からつながる場合もあります。

最初から完璧を目指すより、まず全範囲を一度見渡した方が、限られた期間を有効に使えると考えました。

全体像をつかむと、紙のテキストが読みやすくなった

動画を見た後、同じ範囲を市販の紙テキストで確認しています。
動画だけで学習を終わらせないのは、細かな条件や数字を自分のペースで確認したいからです。

一度全体像をつかんでいると、テキストに書かれている法律関係の文章も、以前より頭に入りやすくなりました。

文章を読む前から、
「これは代理に関する説明だ」
「ここでは買主を保護するためのルールを説明している」
「この数字は宅建業者への規制に関係している」
という位置づけが分かるからです。

地図を持たずに知らない街を歩くのと、地図を見た後で歩くのでは、同じ道でも見え方が違います。
動画で大まかな地図を作り、紙のテキストで細かな道を確認する。

私には、この組み合わせが合っていました。

知識を入れた後は、怒濤の問題演習へ進む

動画とテキストで一通り内容を確認した後は、問題演習へ進みます。

ここからが、実力をつけるうえで最も重要な段階だと思っています。
講義を聞いているときは、理解できたような気持ちになります。

テキストを読んでいるときも、
「なるほど、そういうことか」
と納得できます。

しかし、実際に問題を解くと、選択肢のわずかな違いに迷います。
原則を覚えていても、例外を問われると間違えます。

似た数字が出てくると、どちらだったか分からなくなります。
一問一答では正解できても、四つの選択肢を並べられると判断できないこともあります。

この状態を変えるには、問題を解くしかありません。

間違えた問題は解説を読み、テキストへ戻ります。
再び同じ問題を解きます。

少し形を変えた問題でも判断できるか確認します。
動画で全体像をつかみ、テキストで知識を整理し、問題演習で使える知識へ変える。

結局、この流れが私には一番効率的だと感じています。

FPと簿記でも、最初に動画を使っていた

実は、STUDYingの動画講義を最初の全体像づくりに使ったのは、宅建が初めてではありません。

FPと簿記を学んだときも、最初の段階で動画学習を取り入れていました。
FPは、年金、社会保険、保険、税金、資産運用、不動産、相続など、扱う範囲が広い資格です。

簿記では、仕訳だけでなく、貸借対照表や損益計算書、工業簿記、連結会計などの関係を理解する必要があります。

どの資格でも、私が最も時間を使うのは、

出題範囲の全体像がまだ見えていない段階

です。

個別の用語だけを覚えても、それが全体のどこに位置するのか分からないと、知識が頭の中に残りません。

逆に、大まかな構造が見えてくると、紙のテキストや問題集の内容も吸収しやすくなります。
私にとって、その全体像を手早くつかむための道具が動画講義でした。

動画だけでは実力はつかない

動画学習は便利ですが、見るだけで満足してしまう危険もあります。
講師の説明を聞いて理解したことと、自分で問題を解けることは別です。

動画では流れに沿って説明してもらえます。
しかし、本試験では誰もヒントを与えてくれません。

選択肢を読み、必要な知識を自分で思い出し、正誤を判断する必要があります。
その力をつけるには、紙のテキストと問題集を使った反復が欠かせないと思います。

動画を一周すること自体が目的になると、学習時間を使った割に問題が解けない状態になりかねません。

私の中では、それぞれの教材の役割を次のように分けています。

動画講義:試験範囲の全体像をつかむ
紙のテキスト:細かな条件や数字を確認する
問題集:知識を使って判断する練習をする

どれか一つだけですべてを終わらせようとするのではなく、役割に応じて使い分けます。

最後に力になるのは、やはり問題演習

動画は、知らない分野へ入るときのハードルを下げてくれます。
紙のテキストは、知識を正確に確認するのに向いています。

しかし、本試験で正解を選ぶ力を身につけるには、最終的に自分で問題を解く必要があります。

動画を見て分かったつもりにならない。
テキストを読んで満足しない。
知識を問題の中で使い、間違え、もう一度確認する。

地味ですが、この繰り返しが一番重要だと感じています。
7月からの学習では、時間に余裕があるわけではありません。

だからこそ、最初の全体像づくりに時間をかけすぎず、できるだけ早く問題演習へ移る。

動画で全体像をつかむ。
紙のテキストで知識を整理する。
そして、怒濤の問題演習を積む。

これが、私が10月の宅建試験に向けて組んだ学習計画です。

合格後には、この計画のどこが機能し、どこが甘かったのかも振り返りたいと思っています。

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